イントラネット(社内LAN....別に家庭内LANでもよいが)で,ファイル共有や内部向けホームページを使っているけど,もう一段の活用をしたいなぁ。例えば掲示板とかファイル検索,データベースなんかもおもしろそう...いいモノないかねぇ...ちょっとだけ業務館だ?
え~と,まずはシステム構成の再確認だ。
サーバーOS | Winsows2000Server | なんのかんのいってもMicrosoftは偉大だ,簡単セットアップが嬉しいぞ(^^; それに全体的にはActiveDirectoryで構築されてるみたいだから他のOS入れると浮いてしまう(^^;; |
---|---|---|
Web サービス | InternetInformationService (IIS) | だっておまけで付いてるから(^^; まぁ,外部に公開しなけりゃセキュリティ云々も問題にはならないだろう |
クライアント | Windows2000 InternetExplorler | 上の理由と同じだ(^^) |
う~ん,これに載っけられるモノだよねぇ
第一目標の掲示板...といえばインターネットのあちらこちらにcgiサンプルが転がっているぞ。これが動くシステムとなるとPerlだから,http://www.activeperl.com/からWindows用のActivePerlをダウンロードしてこよう。無料使用可能だ!
ダウンロード時に注意するのは「どのバージョンを使うか?」だ。現時点ではbuild6xx系とbuild8xx系が並存している。ここが運命の分かれ道だ。実はこの後導入していくモジュールにはバージョン指定のものもあったりする。え~い,ここはひとつ新しいbuild8xx系で話を進めていこう(^^;
サーバー(ついでに自分用のPCにも入れておこう。開発時に役立つぞ)へのインストールは簡単だ。セットアッププログラムがいろいろと聞いてくるが,何も考えずに「Y」または「Enter」で進めていくデフォルトインストール(c:\perlにインストールされるぞ)で問題なし。
インストールが終われば再起動...おっとその前に最後に表示されるメッセージだけはよく読もう。インターネット接続時にプロキシサーバー経由が必要な環境なら,ここをよく読んでシステム環境変数を設定しておかないと後で困るんだ。
変数 | 値 | 説明 |
---|---|---|
HTTP_proxy | http://111.111.111.111:8080/ | プロキシサーバーのIPアドレス:ポート番号 |
HTTP_proxy_user | username | プロキシサーバーに接続するユーザー名(必要なら) |
HTTP_proxy_pass | password | プロキシサーバーに接続するパスワード(必要なら) |
再起動したら,一応は動作確認だ。コマンドプロンプトで
c:\>perl -v
を入力。バージョンなどが表示されれば動作OKだ。
これでActivePerlのインストールは完了...って,どうやって使うんだ? とりあえず,c:\perl\html\index.htmlを開いてブラウザのお気に入りに登録しておこう。これがマニュアルだ。 とはいっても全部英文だ(^^; そんなの読めるかっ!って人におすすめなのが,http://perldoc.jp/だ。和訳してくれてるのがとってもありがたい。
さて次はIISの設定をおこなおう。ActivePerlをインストールしただけではcgiプログラムはIIS上で動作しない。そこで,「インターネットインフォメーションサービス」の「規定のWebサイト」のプロパティ,「ホームディレクトリ」-「構成」で,
拡張子 | 実行ファイルのパス | 動詞 |
---|---|---|
.pl .cgi | c:\perl\bi\perlis.dll | GET,POST |
を設定する。ん?この設定がどこにあるかわからない? って,IISを動作させるためにはこのあたりの設定もできてるはずだけど... では,簡単なcgiサンプルなど。
#!/usr/local/bin/perl
print "Content-type: text/html\n\n";
print <<"END";
<html>
<head>
<title>Takachの道楽倶楽部PC館 イントラ実験室1 cgiサンプル</title>
<meta http-equiv="content-type" content="text/html;charset=euc-jp">
</head>
<body>
これはcgiサンプルだ
</body>
</html>
END
これを例えばsample.cgiとしてc:¥Inetpub¥Scriptsフォルダに保存する(IISデフォルトインストールの場合)。このファイルにホームページ上からリンク
<a href="/Scripts/sample.cgi">サンプルへのリンク</a>
を貼ればできあがり。問題なく動作すればこんな感じで表示されるはずだ。