Socket7マザーボードで一番気合いの入った改造をしたのがこのシステム。その改造ポイントは
FEXT-PLL97 | マウスパッドに乗ってるパーツ これで任意の動作クロックが得られる |
---|---|
空冷ペルチェ冷却 | 室温以下にCPUを冷却するための必須アイテム また排熱強化のためCPUヒートシンク&ファンを自作 |
ペルチェ駆動用 外部電源ユニット | 右側の黒い箱 1〜12Vまで任意の電圧でペルチェ駆動できるため温度制御の幅が広がり,また電気容量も大きいので強力なペルチェも使用可能に |
温度制御ユニット | CPUとペルチェの間に取り付けた温度計測素子の信号を温調計(外部電源ユニットの上にあるパーツ)に取り込み,そこからの制御信号でペルチェへの通電をオンオフし,温度を一定に保つユニット |
であり,現在まで至る改造パーツの基本構成が確立され,さらには日経バイト誌の1998年1月号に掲載された記念すべきシステムだったなぁ(^^)
PC仲間と秋葉原に遠征したときに勢いで買ったんだったなぁ。確か,各種ソフトウェアを一通りインストールして遊んだ後すぐに改造したような気がする。改造点は以下のふたつ。
このノートは,CPUに密着したプレート(画像中の金属板)に受けたCPU廃熱をヒートパイプ(画像左奥,上方向に伸びている棒状の部品)を使って熱移動させ,他のスペースに納めている放熱プレートで放熱させるという仕組み。一番熱くなるCPU密着プレート部分にスペースがあった(きっと,冷却ファンを付けることも考慮した設計だったに違いない)ので,ヒートシンクを貼付ることにより冷却能力UPを謀った。
標準の動作クロックは233MHz(3.5x66MHz)だったこのノート。インテルのデータシートを見ると4倍動作もOKみたいな感じだったので,倍率設定端子からの配線をボード上で追いかけたところ見つかった妖しげなチップ抵抗パターン。データシートとにらめっこした結果,「R1」と「R14」がポイントのような気が。
標準で付いている「R14」を取り去り,「R1」の空きパターンをショート(山盛りはんだ(^^;だ)させることで見事266MHz(4x66MHz)動作に!
今となっては懐かしいSLOT1。マザーボードに垂直に立ってるCPUだから,でかいヒートシンクを付けるにも一工夫必要だったね。んで,試作したのがこんな形状のヒートシンク&ファン。実は元ネタは,冷却については一家言持っている某氏の試作したモノ。画像だけを見て見よう見まねで作ったような気がする。元々CPUにはカバーが付いてるけど諸般の事情によりなぜか殻割り状態CPUに取り付けた状態の画像なのが残念(?)なところ(^^;
冷却効率を高めるためには,
必要があり,そのためには,
って魂胆だ。