バイク用の盆栽アイテムでは最上級にランクされる(?)『ビルトインガレージ』。 その実現に向け,『第1章(計画)』で仕様を煮詰め,『第2章(工事)』で完成までこぎ着けた。 さて,ここからが小細工のしどころだ...
とりあえず工事が完了し,引越だ。 引越直後はご覧の状態。 ゴミステーションと化したビルトインガレージだ。 はたしていつ整理が終わるのか?...
で,まずは使ってみて(引っ越してきて入れただけだが)の第一印象は...タイヤ臭がたまらん!
夏の盛りの引越だったので,ガソリンが蒸発してガソリン臭くなるかと思ってたんだが殆ど感じず,それよりもタイヤの臭いがガレージ内に充満だ。 換気扇は絶対に必要だね。
そもそも,普通に一般道を数キロ移動しただけなのに,揮発成分が飛ぶほど温度が上がるとは,BridgestoneのBT-002ST侮り難し! それだけおいしい成分が飛んでいってるのかと思うともったいない感が...
ようやく引越ゴミも一掃され,整理された状態が出現だ。 これから庶民のガレージライフが始まっていく。 ただし,最初にも書いたように全てのスペースがバイク用に確保されている訳ではなく(『ビルトインガレージを造るぞ!第1章(計画)ビルトインガレージ基本仕様』参照),以下の画像のような生活必需品が収納・設置されるスペースにもなっているのが辛いところだ。
この中でも,特に要注意なのでチビチャリ軍団。 そのうちにどんどん大型化してバイクスペースを圧迫しかねない。 いやぜひとも,「わざわざシャッターを開閉してチャリを出し入れするのが面倒。 外に置きっぱなしでいいや。」と思考するようになってもらいたいところだ。
で,残ったのはシャッター正面の幅1900mm×奥行き3750mm(それぞれ有効サイズ)のスペース。 それが以下の画像だ。
この幅は,実際に壁があったとしても「整備にはちょっと狭苦しいかな?」って気はするが我慢できなくもない感じで,奥行きに関してはなんの不満もない。 当初心配していたホイール脱着作業(『ビルトインガレージを造るぞ!第1章(計画)ビルトインガレージ基本仕様』参照)についても,部屋の対角線上に停めなくてもいけそうで,メンテスタンドで持ち上げた状態での残りスペースが以下の画像だ。
もうすこし前に詰めて停めた方が重いリアホイールの脱着には便利かもしれないが,これならなんとかいけるだろう,やれやれっと。
ガレージの定番アイテムと言えば,燦然とレッドに輝く(なぜか赤塗装されたものが多いが某有名メーカーのマネ?)ツールキャビネット。 しかし,あんな立派なものを購入する金のない庶民はどうするか?... その答えが右画像...
これだって,工具は収納できるしキャスター付いてるし,殆ど機能的には一緒じゃないか...
ところで,この立派なツールワゴン(引き出しがないからキャビネットじゃない?)の前職は,右側ね。 豪華絢爛(?)なキッチンになったためリストラされたワゴンの再就職先となった訳... あちこちで「新築祝いに赤塗装のツールキャビネット頂戴~」と言って歩いていたが,残念ながら実現せず(ヲイヲイ) まぁ,しばらくはこれで我慢して,そのうちにどぉ~んと...
今回の『ビルトインガレージを作るぞ!』計画のこだわりとして密かに貫いたのが,『照明の省エネ化』で,具体的には『白熱電球は絶対に使用しない』ということ。 地球温暖化云々の影響で国内各メーカーでも白熱電球は生産中止が決まってきているので,わざわざ採用することも無かろう,ってこともある。
そのためには,蛍光灯もしくはLEDになるわけだが,LEDってのはもともと米粒サイズの点光源なので空間照明にはまだまだ時期尚早ってのが持論だ(もちろんダイス配置や導光/拡散機構採用により,空間照明用として市販されてものもある。 が,もっと1粒あたりのパワーがほしいところだ。)。 で,本計画では,空間照明には蛍光灯,スポットライトにはLED,ってのを徹底した。
で,前フリが終わってようやく今回の画像の説明だ。 ガレージ入り口としては,それなりに明かるければいいってことで,シャープ(?)に斜め方向からのスポット光で決めてみたつもりなんだがどうだろう...LED1.2W×3個搭載のタイプだ。 現物よりは明るく撮れてはいるが,明るすぎたかな? というのが実感だ。
2009年シーズン前の大整備作業中の1シーンだ。こんな状態で今回は1週間程放置したが,合間合間に作業できるガレージはありがたいねぇ。
メンテスタンドに取り付けてあるのが,車体下部作業時に必須の補助灯だ。 狭いガレージの高い天井にしか照明が無いため,車体下側は陰に入って細かいところが見えないからね。
そうなることは想像できていたので,計画時には両側の壁面にも照明を付けて床方向を照らし,床からの反射を利用しようかと考えていたけど,実際にはやらなかった。 だって,「壁際にはいろんな荷物が並ぶはずなのでその向こう側に照明があっても役に立たない」との判断が働いたから。
もちろんそのとおりになってる訳だが,そういった照明を付けてる作業場を見たことがあって,結構いけてたので,余分な荷物さえなくなれば今後やるかもしれない。
で,こんな作業をやってみての実感。
「車体両側のスペースが狭すぎっ ガレージ幅がもっと欲しい!」
まぁ,余分な荷物(ってゆうか,チャリ軍団)がスペースを圧迫してるだけなんだが。 ガレージ内レイアウトを見直すか...
徐々に物が増えてきて収拾がつかなくなってきたガレージ内。ここは奮起一発,世間一般のオヤヂの定番趣味である日曜大工の出番だ。
と言う訳で,今回は,棚と工具掛けボードを取り付けてみた。それぞれ個別に計画して別のタイミングで付けるという無秩序な開発計画による美観無考慮さが何とも言えない味を醸し出している。
広いガレージであれば,作業したいポイント直近に工具一式を持っていけるツールワゴンの方がきっと便利だと思うが,狭いガレージの場合,ボードまで取りにいってもほんの数歩,ごちゃごちゃした工具箱の中から必要な工具を探し出すよりも素早いかな,と。
上記「日曜大工」編に引き続きガレージ内の空間有効利用ネタだ。ガレージ内スペースを圧迫している諸悪の根源(? 「ガレージ有効寸法」編参照)である自転車を追放してスペースを確保してやろうってのが今回の作戦で,その詳細は以下の2点だ。
将来,車が増えたときの駐車スペースのはずだが,快適なガレージライフを送るためにはやむを得ない。サイクルポートを設置してチャリをガレージから追い出そう。
「外に置いてあるほうがすぐに乗れて便利だろ?」と言葉巧みに丸め込む作戦が大成功だ。
しかし何だな,それなりにデザインを考えて作っても,イナカモノらしい使い方がすぐに始まってしまう...一体何を吊り下げてるんだ?
チャリを追放して空いたスペースを有効に使うためには高さ方向を利用するしかない,ってな訳でホームセンターでスチール棚を購入した。ガレージ内はデザインにはこだわらないので,強度と価格のバランスで選定だ。
その結果生まれた広大な(?)スペース。この状態を維持できることを祈っておこう...きっとさらにいろんなモノが増えていくんだろうな...