FL1シビックEXグレードには超有名メーカーBOSEのプレミアムサウンドシステム(10チャンネル、12スピーカー)が標準装備されている。どの席に座っても快適なサウンドに包まれるのが魅力なんだが...なんか求める音とは違うのよ。もっとダイレクトでメリハリの利いた音が好きなんだよなぁ...と、沼にはまっていきそうな気配がちらほらと...
でまぁ、いつもの小細工を始めるわけだが、最初に一言。『このページの記述には客観的なデータに基づくものは基本的に存在しない! 各文末に「かもしれない」「気がする」という文言が本来あるのだが、それが省略されている。』ものとして読んでもらいたい。
平日だと会社への往復で90-120分は過ごすことになる車内。その時間を快適にするためにもオーディオ環境の整備は必須だ。で、前車AXELA防音工事編の施工結果(デッドニング)を思い出してみる。その効果は、
ので、今回実施してもその効果が期待できるかも。やっぱり今回も金は(できるだけ)かけずに手間をかけて自分でカスタムしていこう。まぁ、実際のところ自分の手でやるのが好きなだけなんだけどね。
ちなみに、FL1シビックって標準状態で車内がかなり静かで、それなりのボリュームで音楽を流しても車外への音漏れが少ない優秀な車である。果たしてどこまで効果を出せるのか...まぁやってみよう。
まずはリアセクションからやってみよう。両サイドの内装はねじ1個とクリップで固定されているので外していく(特に難しいところはなかった、はず)。
サブウーファーとご対面...えーと、このユニットがバスレフ型なのはいいとして、そのバスレフポートは内装の外側にあるんだが。その意図するところは?...まぁ、この辺りはBOSE博士(受け継いだ人達)にものすごい理論があるんだろう...そのあたりはよくわからないので、気にせず、いつものように作業を始めよう。
レジェトレックスは前回施工時の残り数枚を倉庫保管してあったので有効に使おう(粘着性など見た感じでは変化はなし)。455Hは住宅用建材でお安いが重いので場所を厳選して使用する。シンサレートは布団っぽくて好きなのよ(??)
荷室下も同様に施工する。
続いて前後ドアだが、ここにはスピーカーがあるので、一応、音質のことも考えておこう。
ドア内装パネルの取り外しは、
と、簡単だ。ただし、配線コネクタがあるのでそれに注意が必要。
さて、無事に外せたら、以下の作業を実施する。
ホンダコネクトディスプレイ裏側のダッシュボード上にあるスピーカーも同様の作業をおこなう。外し方は内装はがしで浮かして引っ張るだけだ。
さて、勢いでこの部分も進めよう。Aピラーカバーはサイドエアバッグが展開した時にもカバーが吹っ飛ばないような特殊クリップで固定なので脱着方法が特殊だ。
緑色のあたりの普通のクリップは引っ張るだけでいい。赤色のあたりの特殊クリップは引っ張っても外れないので、カバー全体を矢印のように上に動して外す(クリップはピラーに残る)
ここまでの作業の効果を確認しよう。
と、やっただけの効果は出た。ただ、スピーカーユニット自体もエージングが進んで動きがよくなっている(うん、界隈の人みたいな言い方だ)はずだし、大体それ以上に人間の耳が聞きなれてきているという可能性も十分にあり得るかとwww。
実はこれが一番やりたかったところ。前回AXELAの施工でも雨天時に絶大な効果を発揮したので今回も実施しよう。
Aピラーの外し方は前述のとおりで、アシストグリップやサンバイザーは一般的なホンダ仕様なので割愛。リアハッチ前の見えるところにクリップがあるがそれも省略。それ以外の部品取り外しについて。
以上により、ルーフ内装が車体側から落とせるが、内装天井裏側に配線がテープやクリップで止められているところがあるのでそれを外したらリアハッチから車外に出そう。
今回もケチってレジェトレックスとシンサレートのみにしたが、万全を期すならスポンジ系の軽い遮音材を足してもいいかもね。
ネットを探すと、叩き込むタイプの特殊クリップを再利用するための分離作業の実施例が見つかるので、やろうとしたが...ちょっと大変で挫折。どう考えても時給換算でメリットが出そうにない。よって、素直に新品を購入することにしよう。その結果、以下のようなクリップ長者になった。これでFL1シビック用に関しては一生困ることはないかとww
で、気持ち(手持ち部品)に余裕ができたので再利用を考える...叩き込んだやつを分解するのが面倒なら、切り離して2個イチにすればいいんじゃない? と、2セットはニッパーで白い軸を切断し黒い部品を使えるように、2セットはラジペンで黒い部品の爪をまげて軸側を使えるように。よし、2個分は再利用可能になったぜ。
さて、ネットを徘徊していると、『純正ツイーターのハイパスフィルター用コンデンサーは安物で、フィルムコンデンサーに替えると違いは歴然!』みたいな記事が多数見つかる。見つかったならば試してみねばなるまい。
早速効果確認だ...変わったかと言われると変わったのかもしれないが変わってないと言われるとそうなのかもしれない...耳が不調なのかもしれないし、聞き慣れたらきっとものすごくよく感じるんだろう、そうに違いない...なかなか沼には沈みそうにないなw
ディーラーでもらった配線図やネットで出てくるホンダコネクトオーディオユニットのコネクター信号割り当てを見るとBOSEアンプへ送る信号は、起動信号・SPDIF・ナビ音声・ビープ音・制御信号、と、かなりシンプルな構成になっている。でまぁ、深い意図はないものの、ちょっと調べてみようかと...
BOSEアンプは助手席足元の左側(車体外側)にあり。画像左下のコネクター(外してあるやつ)は重要(後述)
アンプへの信号線接続は、アンプ(銀色ボディの箱:画像ややひだり)下側にあり。
コネクター:日本航空電子工業CE2A101Z00
さすがにデータそのものはSPDIF規格でしょう、きっと。
コネクター:日本航空電子工業MX84B016SF1(もしくはMX34016SF1)と思われる
No. | 用途 | 線色 | No. | 用途 | 線色 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 未使用 | 未使用 | 9 | 未使用 | 未使用 |
2 | 未使用 | 未使用 | 10 | 未使用 | 未使用 |
3 | 未使用 | 未使用 | 11 | 未使用 | 未使用 |
4 | AUX BEEP(電子音) | オレンジ | 12 | AUX NAVI(音声) | 赤 |
5 | AUX NAVI GND | 黄 | 13 | 未使用 | 未使用 |
6 | 未使用 | 未使用 | 14 | SWD-B(アンプ起動信号) | 緑 |
7 | RS485(制御)- | ピンクドット | 15 | RS485(制御)+ | 青ドット |
8 | 未使用 | 未使用 | 16 | 未使用 | 未使用 |
コネクター:日本航空電子工業?カスタム品?
No. | 用途 | 線色 | No. | 用途 | 線色 |
---|---|---|---|---|---|
1(大) | GND | 黒 | 3(大) | アンプ電源 + | 赤 |
2(大) | サブウーファー + | 白 | 4(大) | サブウーファー - | 赤 |
5 | フロントセンター + | 青 | 16 | 未使用 | 未使用 |
6 | フロントセンター - | 白 | 17 | 未使用 | 未使用 |
7 | 左フロントドア - | 水 | 18 | 左リアピラー + | 紫 |
8 | 左フロントドア + | 薄緑 | 19 | 左リアピラー - | ピンク |
9 | 右フロントドア + | 灰 | 20 | 右リアピラー - | 緑白 |
10 | 右フロントドア - | 紫 | 21 | 右リアピラー + | 赤 |
11 | 右リアドア + | 灰 | 22 | 右フロントピラー + | 薄緑 |
12 | 右リアドア - | 水 | 23 | 右フロントピラー - | ピンク |
13 | 左リアドア - | 薄緑 | 24 | 左フロントピラー + | 黄 |
14 | 左リアドア + | ピンク | 25 | 左フロントピラー - | 緑 | 15 | 未使用 | 未使用 | 26 | 未使用 | 未使用 |
さて、ここまでの段階でいろんな妄想する人がいるかもしれないが、もうすこし調査を続けることにする。
購入品のコネクターがポイントだ。本来はアンプに接続するコネクターの相手側が欲しかったのだが、どこにも在庫がなく(2021年春の北米寒波影響で世界的な樹脂不足が発生しコネクター不足へ、端子に使用する金属材料もひっ迫、実はめっき液関連もやばい)あきらめかけていたところで見つけたのが、アンプ全体画像の左下、実はここにもSPDIFコネクターがある(画像は外している状態)、で、アンプ用コネクターと同一形状品なら在庫が見つかった、という背景。
それら購入品と家に転がっている同軸ケーブルやイヤホンを動員して下のようなテスト器具(SPDIFの音声データって何が入ってるの?確認用)を作成した。
ホンダコネクトで各種インターフェースを一括管理しているため、ひょっとすると音声関連も何らかのインターロックがあるのでは? と各種テストをやってみる。
はい、以上の結果から各自で妄想を膨らませてもらいたい。ちなみに、車業界が生産停止日ができるくらい世界的に半導体不足がひどい状態になっている。当然、その影響は(カー)オーディオ界隈に波及しているんだよねぇ...