2013年9月の『GALAXY GTX780の導入』により,このページの内容を使用することは終了した。
PCゲームに必要なもの,それは,予算の許す限りの高速CPUと高速ビデオカード(ここまでは基本),高速ネット環境(オンライン対戦やるなら),そして大画面(単なる大きなモニタではなく,高解像度)だ。世の中にはごく普通に2画面,3画面いやそれ以上の環境を構築しているゲーマーが大勢いるので,ゲームのデータを製作している立場(『いつもの峠をゲームで走れたら楽しいかも』企画参照)からも,そういった環境での動作確認をやる必要がある(ほんとか?)。
ところが,現在使っているゲーム用PCのビデオカードは前世代の製品で3画面出力に対応していない。最新モデルを導入すれば簡単に出力できるのだが,そうもいかない大人の事情があるので,できるだけお金を掛けずに3画面化をやってみよう。
まずは,ビデオカードだ。後で説明するソフトウェアでの3画面化のためにはもう1枚ビデオカードが必要になる。そこで,家族用のほとんど使われていない英語学習用PC(基本的にゲーム用PCのお古で構築)から,「またやる気になったら動くようにしてやるからそれまでは忘れておきなさい」と,ビデオカード(AsusTek EN9600GT)を取り上げることに。ついでに,ビデオカードが無くなって用済みになった液晶モニタ(LG IPS225)も取り上げよう。
さて,もう1枚モニタが必要だ。こればっかりは家の中には見当たらないので,近所のパソコンショップへ。ちょうど,メインモニタ同等機(MITSUBISHI RDT233WLM)の中古品があったので,ケチってそれで手を打とう。
調達した機器を以下の構成でゲーム用PC(機器構成)に組み込む。
ビデオカード | モニタ |
---|---|
GTX570 | 出力1:メインモニタ(中央),出力2:サブモニタ(右) |
9600GT | 出力1:サブモニタ(左) |
必要に応じてビデオカードドライバをインストールし,OS(今回はWindows7Pro)が機器を認識すれば,3画面化はとりあえず完成で,モニタ3画面を使った大きなデスクトップとして普通に使えるはずだ。
以上による3画面化ではゲームによっては大きな1枚の画面にならない。そこで,今回の主題であるSoftTH(ゲームによって対応の可否がある)の登場だ。では,その導入手順を簡単に。
起動できない原因は,rFactorのフォルダにできた設定ファイル『config.SoftTHconfig』にあった。SoftTHが自分で勝手に決めた『rFactor Config』
のくせに,設定ファイルには
[main]
renderResolution=5760x1080
nonlocalFormat=RGB16D
:以下略
なんて記述されてる。...そう,『rFactor Config』では『5760x1080 32bit』になってるのに,『config.SoftTHconfig』には『nonlocalFormat=RGB16D』であり,色数の設定が食い違っている。んで,『config.SoftTHconfig』を
[main]
renderResolution=5760x1080
nonlocalFormat=RGB32
:以下略
と書き換えてやれば,見事,rFactorが起動完了だ。
今までは,中央モニタしか表示範囲が無かったので,この広がり感は一度手にすると手放せない...う~んと,左のモニタは他の23in.品に対して21.5in.だし,スタンドの高さも違っている。さて,どうするか...