走行16,000km超までプラグ交換をさぼってきた。
一番の理由は「面倒だから」。 だって,プラグにたどり着くためには,カウル取り外し,ラジエータずらし,インテークエアダクト取り外し,が必要なので作業が大変だ。
もう一つの理由は,「もし一日で作業が終了しなければ,ばらした状態で屋外放置プレイになる」のが怖かったから(下記,『ファクトリー』項を参照)。 さすがにエンジン周りはちょっとね。
だが,せっかくシーズンイン前の整備を始めたのだし,ビルトインガレージを得て長期間に渡る作業も問題なくなった訳なんで,4月の車検の前に,自分でできることは済ましておいて工賃をケチろうと,一念発起してやってみることにした。
ラジエータずらし(インテークエアダクト取り外しのためのスペース確保)まではサクサクッと完了。 サービスマニュアルによると,インテークエアダクトの固定ネジをはずしたら前方に引っ張っればダクトは抜ける,らしい...
「せぇのっ,おりゃ~」,がんばること30分,ダクトは全然抜けてこない! ハンディライトで奥まったところを確認しても干渉している感じはなさそう。 いったいどうしろと?
こうなりゃ,最後の手段(?)だ。 燃料タンク取り外し,エアフィルターボックス取り外し,による上部からのアプローチも試みよう。
エアフィルターボックスをとりはずして上から覗いてみると... 「引っ張っただけで取れるはず無いだろ! サービスマニュアルの嘘つき!」と叫びたくなる以下の状況。
横から見た画像のように,しっかりとはめ込み式になってるのだが... これじゃ,引っ張っただけでは取れる訳がない。 この部分さえはずせば簡単にダクトは取り出すことができた,やれやれ。 で,ようやくプラグとご対面となったわけだ。
両方を見比べてみると,プラグ交換はタンク側からやった方がいかにもラクチンそうだ。
結論:プラグ交換の時はエアフィルターボックスもばらすことにしよう。
この画像はエアクリーナーケース内のネジ取付部分だ。よぉく見るとネジの脱落防止用のツメがついてるのがわかるだろう。ここはエアフィルターの二次側で,ここのネジが緩んで取れた場合にはエンジン内部に入り,最悪エンジンブローなんてこともあるかも。
そこで防止策として,緩んだ場合にも脱落しないような設計がされてるってことだろうか(奥に見えるファンネルを固定しているネジ部分も同様だ)。
自動車設計としては当然のことかもしれないが,う~ん,勉強になるなぁ。
それは朝練に行った日のこと。まだ薄暗いお山の中を走り始めた最初の一本目,突如フロントにガツンと衝撃が!(なにか踏んづけた!?) 暴れる車体をどうにか落ち着かせていつもの場所でUターンし,そのポイントまで引き返すと,やっぱりあったよ落石が。ハンドリングも変わらないのでしばらく周回(さすがに落石ポイントはラインを変えて)を続けた後,休憩に戻ったところでタイヤの確認だ。ありゃ~,と声を上げたのが右画像のような状態。エア漏れはないもののリムまで曲がってる。修正に出すって手もあるが気持ち悪いので潔く交換(夢のマグとかアルミ鍛造...現実は,純正品)する事にしよう。ヤフオクをチェックしなけりゃ...
本日の教訓。コースイン直後の1周目は路面状況等チェックしながらゆっくり走りましょう。 がっくり。
我がCBR1000RRには純正タイヤとしてPIRELLI DIABRO CORSAが装着されていた...え~と,このタイヤってSuper Sport Typeで,ドライグリップ重視のはずなんだが...その減り方は,謳い文句とは裏腹に,ほとんど溶ける気配もなく削れて無くなっていくという状態だ。しかも走行距離4000kmになったあたりから右画像中央部(...携帯できれいな写真を撮る方法がよくわからない(^^; ...)のようにブロックがちぎれて欠けている(これは全周において同様だ)。また,何かが刺さったような跡もあり(右画像の右下部分),さらには気温も下がってきたし,タイヤ交換にいいタイミングかもしれない...
で,いつものように慣れ親しんだBridgestone BT012SSにするつもりだったがメーカー欠品中とのことで,思い切って即納のDUNLOP Qualifierにしてみた(値段も一緒くらいだったし)。DUNLOPは以前に1回だけ履いたが,しばらく使い込んで油分が抜けてきた時点での性能ダウンが激しく,以来,穏やかに劣化していくBridgestoneばかり使っていたので本当に久しぶりの選択だ。
装着後に一般道およびお山をそれぞれ30km程,皮むきのつもりで走った後のタイヤの状態が以下の2枚の画像だ。純正タイヤと比べると倒し込みが速く,「これはいい!」...初日からダメだとどうしようもないが...問題はしばらく経ってからどうなるかだが... いや,ちょっと待て! リアタイヤ(左画像)端の溝のエッジ部分がすでに斜めになってるような気がするのは気のせいなのか...だいたい,名前が「予選通過者」ってところがポイントだな。要するにQタイヤかよ!?
2005-11-06
タイヤ交換から一週間,会社の駐輪場でふとタイヤを見ると...「なにやら白い物体がリヤタイヤに?」...げっ,釘の頭じゃないか。 嘘だろ~,タイヤ交換から1週間(走行200km)のニュータイヤだぜ。
刺さったままでバイク屋に直行し,釘を引き抜くとやはりエアが抜け始める。これでニュータイヤのパンクは二度目(一度目は2003年までの新着情報 2003.08.25参照)だよ,なにかの呪いなのか,それとも国交省や自治体の道路行政がなってないのか(道路清掃車なんてほとんど見かけないぞ),まったく。
いつもの面々にこの話をすると,同様の体験が出てくる出てくる。 結論として,ニュータイヤ特にハイグリップタイプのフロントタイヤはその粘りから絶妙の角度で路面に落ちている釘を跳ね上げリアタイヤを直撃するのではないかということになったが,困ったもんだねぇ...
さて,今回のタイヤ交換(上項)や各種カスタム作業(CBR1000RRカスタム参照)に活躍するのが,画像の専用ファクトリーだ(^^; 充分なスペースがあるものの,晴天時にしか店開きできないのと周囲の視線を気にしない強い意志が必要なのが難点だ。 また,1日で作業が完結しない場合は,バラしたままの状態でカバーを掛けての放置プレイって状況も発生する。
CBR1000RRのフロントホイールを脱着するときになくてはならないこの工具(?)。フロントアクスルシャフト左端は六角穴24だけど,こんな大きなサイズの六角レンチって幾らするんだ? だいたいそこらに売ってないし。そこでこのナットを穴に入れると,ほぉら,24のメガネが使えるじゃないか。
こんな所を自分で脱着してどうするかって? 車体からホイールを外してタイヤ交換に持っていけば脱着工賃が不要な分だけ安くできるし,キャリパー洗浄(VTR1000Fブレーキカスタム メンテナンス編参照)も自分で確実にできるしね(良心的なところだとちゃんとやってるがそうでないところも...)。
CBR1000RRのカウル全般の脱着時にあると便利なこの工具。作業内容からいうと六角レンチの長い側で素早く確実に回したいが,この部分に使われている六角穴付ボルトは軽量化(!)のために頭部がかなり平たく穴も浅くなっている。そのため,六角レンチの長い側に一般的なボールポイントタイプだと空回りしてしまいそうだ。締め付けトルクのさほど必要な場所でもないし,作業性という面からもドライバータイプがベストな選択だろう。
という訳のこのツールだが,やはり六角レンチといえばPBがNo.1ブランドで安心できる。しかもブランド品の割には値段も手頃なのが嬉しいところだ。
CBR1000RRのアンダーカウル脱着時にあると便利なこの工具。なんせカウル底面に+頭の樹脂製トリムクリップがあるため,柄の長いドライバーだと入らない。ラチェットの先に+ビットを付けてもいいんだが,樹脂パーツだけにトルクの掛けすぎは禁物なのでドライバーが一番使いやすそうだ。
ここはひとつ奮発してネプロスを投入しよう。この輝きが堪らないぜ(^^; って,ドライバーだとあまり光る部分はないか。